MMジョイントとは| 日本MMジョイント協会

What is MM jointMMジョイントとは

MMジョイントは伸縮性及び付着性に優れた特性を持つバインダー材を使用した防水性と耐久性に富んだ埋設ジョイントで、
その高い防水機能によりジョイント部からの漏水を防止し、橋梁端部の損傷を防ぎ、橋梁全体の耐久性の向上、LCCの低減に繋がります。

標準断面図

What is MM jointMMジョイントの特徴

防水性

高い付着性、耐久性、防水性、伸縮性能、走行性能を兼ね備えたマルチなジョイント工法です。
付着性・伸縮性に優れたマトリクス５０２バインダーを塗布することで漏水を防ぎます。

床版と舗装との境界にマトリクス502バインダーを塗布

施工前の漏水状況

施工後、約2年の状況

What is MM joint品質性能

MMジョイントは
マトリクス
502バインダーを使った
NEXCOの性能評価基準合格品

MMジョイントは埋設型ジョイントとして、株式会社高速道路総合技術研究所において、その性能評価を高く認められました。(平成23年8月)
その後、一般社団法人日本建設機械施工協会施工技術研究所での実物大供試体試験においても、NEXCOの示す性能評価基準に合格いたしました。(平成27年3月)
MMジョイントは、西日本高速道路メンテナンス九州株式会社が日本で最初に技術導入したマトリクス502バインダーを使用する埋設型ジョイントです。
この卓越した品質性能により、水の浸入による橋梁の劣化を防ぎ長寿命化に貢献いたします。

混合物の配合試験参考値および試験値

舗装混合物（表層）の試験方法に準じ、MMジョイントが舗装（表層）と同等の性能を有することを確認しました。

試験項目	試験細目（単位）	試験結果	試験方法
マーシャル安定度試験	安定度（ｋＮ）	3.5以上	試験便覧B001※1
	フロー値（1/100㎝）	20以上
	残留安定度（％）	75以上
ホイールトラッキング試験	動的安定度ＤＳ（回/㎜）※2	800以上	試験便覧B003※1
チェーンラべリング試験	すりへり量（㎠）	1.9未満	試験便覧B002※1
すべり抵抗性試験	（ＢＰＮ）	60以上	試験便覧S021-2※1

※1．日本道路協会：舗装調査・試験法便覧、平成19年6月

※2．大型交通量 5000台/日/一方向未満（軽中交通）は 800以上
大型交通量 5000台/日/一方向以上（重交通）は 3000以上

実物大供試体試験

実物大供試体試験により伸縮性能・耐久性能を確認

試験項目	供試体の温度	繰返し回数	試験結果	試験方法
連続試験（耐久性能試験）	15℃±3℃	6000回※3	損傷・変状なし	NEXCO試験法437
伸縮性能試験（圧縮試験）	60℃±3℃	15回	損傷・変状なし
伸縮性能試験（引張試験）	－10℃±3℃	15回	損傷・変状なし
水張り試験	任意（凍結しない温度）	ー	損傷・変状なし

※3．15年相当（365日×15年＝5475≒6000回）

What is MM joint適用条件

対象項目

項目	適用条件
適用橋種	RC橋・PC橋・鋼橋
斜角	60°以上
活荷重による桁回転の段差量	6mm以下
縦横断勾配	6％以下
設計伸縮量	40ｍｍ以下
最大遊間量	75ｍｍ以下
施工厚	50～150ｍｍ（歩道部は施工厚40ｍｍ～）
施工幅※1	標準施工幅 500ｍｍ ※設計伸縮量20mm以下かつ最大遊間量※2 40mm以下の場合、施工幅400ｍｍも可
恒常的に渋滞が発生しない箇所であること。
車両の発進、停止が頻繁に発生しない箇所であること。
ＭＭジョイントの接合部の既設舗装が、老朽化していないこと。